令和２年第１回定例会が３月３０日に閉会しました。
　今定例会は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が取られ２月２６日に正副議長選挙、役員人事構成が行われ、２７日に市長の所信表明、代表質問などが行われたのち３月２日に会期の延長と請願上程をした後、３月１５日まで休会となり１６日から３日間令和２年度一般会計予算特別委員会、１９日に特別会計予算特別委員会、２３日に通常一日１常任委員会開催であるところを一日で３常任委員会を開催しました。２４日から２６日に一般質問が行われましたが、４名の議員が予定していた質問を取り下げ、また議員の中には時間短縮の協力もしていただき、通常１０時開会のところ９時より開会して１９名の議員が一般質問を行いました。取り下げを行ってくださった議員また時間短縮に協力して頂きました議員各位には感謝申し上げます。そして３０日に審議報告が行われ審議され閉会となりました。
　本会議、委員会ではマスクを着用して十分なスペースを取り、１時間に１回換気を行い万が一のことを考え感染防止に努めました。また市議会の傍聴はご遠慮を頂きました。まさに異例の定例会でありましたが自然災害発生におきましてもこのような事が起きる可能性もありますので、議会としても十分な対応ができるよう検討をしておかねばいけないと思います。

　また、今議会では、昨年９月議会に日野市障害者差別解消推進条例審査の時手話通訳が行われてから手話通訳はされませんでしたが。市長の所信表明、各会派代表質問、令和２年度一般会計予算の各会派代表意見では、代表者会議において私から申し入れをさせて頂き手話通訳が行われました。今後、重要とされる案件では手話通訳がされることと思いますが、常時本会議においても行われるようにしたいと思います。

新型コロナウイルス感染症拡大防止により市民生活にも大きな影響が出ました。市内公共施設の利用制限、小中学校等の臨時休校や卒業式への参加者制限などが行われました。また、市内農商工業者、学校給食食材納入者にも大きな影響が出ています。また、市議会では議員全員による要望書を計２回市長に提出しました。市の対応としては、最終日、令和２年度一般会計予算成立後、追加案件として新型コロナウイルス感染症における対策として補正予算が上程され可決されました。市の対応に感謝しますが、まだまだ十分な対応がなされているとは思いませんのでより一層の対応をお願いします。

さて、日野市議会におきましては政務活動費の公表など他市に比べて以前は進んでいましたが、現在は遅れてしまいました。政務活動費のインターネットでの公開においては多摩地域２６市中日野市議会だけが公開されていない状況であり色々な懸案事項が多くあります。議長の時より議会改革を一層進めなければならないと議会内において訴えてきましたが、最終日において議会改革等特別委員会が設置され９名の委員が選任されました。私も委員会に選任されましたので色々な課題に取り組みさせて頂きます。

昨年の９月議会終了後、私は自信の市議会報告の中で『財政非常事態』と掲載をさせて頂きました。来年度予算においては都市計画道路3・4・24号線の築造を３年間休止するなどの対応がなされました。また、この状況を鑑み市長１５％、副市長１０％、教育長５％、の報酬削減も行われることとなりました。議会では様々な見解・意見がありますが、私は評価させて頂きます。さらなる行財政改革を進め市民生活に影響が出ない様に取り組んで行きます。
　現在お騒がせしている前副市長の兼業規定違反、組合施工の区画整理の問題については、最終日に私が提案者となり議員提出議案として決議を上程し、全会一致にて可決されました。市長にはしっかりとした対応を望みます。
　最後に、新型コロナウイルス感染症対策は市民一人一人の心がけと協力が大事です。この未曾有の事態に多くのご不満もあるかと思いますが、市民が一丸となり対応をして頂くことをお願いするとともに、市民の安全安心の暮らしの為に頑張りたく思います。

日野市議会議員　西野正人

令和2年4月1日